恩田陸 「劫尽童女」
オイラには、癖がある。
孤高の者に、憧れる。
アンバランス過ぎて世間から拒絶される大きな力に憧れる。
どんなに追いかけても追いかけても、
同じ場所に立つことは出来ない。
同じものを見ることは出来ない。
それが「NIGHT HEAD」の霧原兄弟だったり、「MONSTER」のヨハンだったり、「あずみ」のあずみだったり・・・・・ETC・・・ETC・・・
してきたわけだ。
そして、この作品の遥もそう。
いつどのように救いが訪れるかという期待より、
もっと不幸なことが次に起こるに違いない
との期待が大きかった。(←ヒドイ人w)
だが、思ったほど悲壮に感じられず・・・。
それは遥が、普通の良い子だからだ。
恩田さんの作品に出てくる少年少女達は
一応に良い子ばかりだ。(ヒネた意味ではなく)
素直でほどほど手をかけてもらって育った、
たまーに近所のオバサンが「××ちゃんは、良い子ね~」
と言ってそうな、良い子。
ああゆう世界で生きてきたのなら、遥はもっと捻じ曲がって狡猾で
荒んだ面を持っていてもいいはず。
どーもあと一歩、ピンとこなかった。
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