「ユージニア」恩田陸 読んだよーん
愚ああああああああああああああああ
『緩慢円満恐怖』再び!!!!
例えれば人肌に溶けた羊羹(ようかん)いっぱいの空間で『はぁ~ぬっくいわ~』とのほほ~んまどろみながらズブズブ沈んで天国に逝っちゃうような恐怖(わけわかんねーよ;;)
ネタバレあり
これをサスペンスと思って読んじゃいかん!
ミステリーと思って読んじゃいかん!
じゃあナンだといわれれば
わからん!←死
犯人ははじめっから判ってます。
じゃあ動機は???
これを追うお話です。
でもね。。。。最後まで読んでも解んないの。
読者が想像するしかないんだよね。
くっそうやってくれますな恩田さん!!(悔)
って事で、おいらなりに無い頭を捻ってみました。
緋紗子の失明は、精神的なものが大きな原因だと思う。
→母親に懺悔を強制されたため。精神的ショック。
小さな子供に、何を懺悔させていたのか・・・。そこですよね。
白いユリは母の象徴。
名家の奥様であることにプライドあったでしょうし、常に努力もなさっていただろうし労力はいとわなかったでしょう。完璧であることが当然と思っていたら?
緋紗子の家は完璧な名家として、調べてもなんの汚点もなかったと書かれていますが、
やっぱそんなこと無いだろと思うわけで(笑)
中の人間(緋紗子)しかしらない一家の闇の部分もあったのではないか、と思うわけです。
それは満喜子の兄の目線「ファイルからの抜粋」に描かれている事。
一家の闇は「名家であることへの当然たる傲慢さ、潔癖さ」、だったのではないかと。
多分ね、目が見えていたころの緋紗子ってふつーの子供だったと思うのです。
普通どころか、引っ込み思案の人見知りさんで、目立たない女の子。
目が見えなくなってから女神のように崇められていた緋紗子とは正反対な。
なんとなーく、最後のから二番目の章「潮騒の町」を読んでそう思った。
再び視力を取り戻した緋紗子。あれが本来の姿なんじゃないの?って。
何の懺悔を母に強制されていたか??名家に生まれながら、ぱっとしない子供であること、だったんじゃないでしょうか・・・。
緋紗子は目が見えなくなって、特別な奇跡になった。
一発大逆転、一族からも崇められるようになった。
手のひらを返す一族を緋紗子は内心軽蔑する。嫌悪→殺意???
もしそうだとすると、
緋紗子もやはり一族の子・・・・。
「見えていない人は存在しない」つまり他人はどーでも良い。あたしを崇めて当たり前な傲慢さを身に着けてしまった、んじゃないかな???
だってさ・・・唯一、ユージニア気分(?)を分かち合える友人だった青年を
残酷に駒のように切り捨てたんですよ、彼女は。
純粋な子供たちを操って火事を起こして老人を殺したんですよ。
もちろん、緋紗子はそんな冷酷な面ばかりじゃないと思います。
友人を、子供たちを好きだったと思います。家族を愛していたと思います。
でも、その反対の気持ちにばかり、意識が行ってしまった(周りが彼女を崇めて女神にするから、おそらく彼女の人間臭さ全てをさらけ出せる相談相手になれる同年代それ以上の人間はいなかった(精神が弱っている青年には無理だった))
どんどん思いつめて、犯行に及んだ、と・・・・。
事件直後、彼女が思い出した青い部屋。さるすべり。十字を切る動き。
それは罪の意識なんだろうなー。
ところで、満喜子の2番目の兄の手紙を受け取った人って、
女だと思った?わたしは男だと思ってたんだよね・・・。「潮騒の町」の最後まで読んで気が付いた。鈍
満喜子も怖い女だ。
あそこまで他人になることに執着するって怖いよ・・・。
そんにしても、青、緋、白、紅、黄
色が使われていますな。視覚的に訴えますな・・・。
読んでから外に出ると白いさるすべりに目が行くわ。
ユージニア、私のユージニア 度:★★★★&1/2
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